釧路の積雪は、例年クリスマスの頃が常なのに
今年は少し早い。

夜中に雨になったが、それでもかなりの積雪(釧路にしてはですが)になった。
道路はアイスバーンです。


↑℃   ↓−0.9℃     西  10.9m/s   湿度62%



村上春樹の「ダンスダンス」に
飲食店などの情報を集めて雑誌などに書く仕事を
「文化的雪かき」という表現があった。

切がない・かいてもかいても降り続ける雪、さっきかいた雪かきの意味があまりない(全くとはいわないが)




でも釧路の雪は、まあすぐに終わる。


日本海側のように
朝、駐車場の雪かきをして車を出して会社に行き、会社の駐車場の雪かきをして車を入れ、夕方家に帰ると駐車場は雪だらけになっているで、再び雪かきをして車を入れる。
というむなしい状況にはあまりならない。




雪かきをしていつも思うのは
とてもへんぴな場所にログハウスを建てた知り合いの話だ。

そのログハウスは道路(多分道道「北海道の道 どうどう」)から200メートルくらい離れた場所に建てた。これまぁ普通のことだ。
ところが、どういう理由か知らないが、道道からログハウスまでの電気は、私費で設置しなければならなく、電柱も自費で建てたと聞いた。





要するにそこでの生活は全て自分でする、ということだ。





でも一番の悲劇は除雪だった。

どのくらい雪が降るかもわからずに住み始めた。
車はログハウスに横付けしてある。


ある晩ドカッと雪が降った。

確か膝上か腰の部分付近まで降ったという。
道具はスコップ一つ。人間は一人。

彼はもともと山に登る男なので「ラッセル」は何度となく経験している。


車を通す必要があった。


とにかく、ひたすら「いつかは終わる、いつかは終わる・・・・・」
と雪かきをしたと言う。


それを思えば、休坂からNHKくらいまで歩道の雪かきなんて楽なものだ。
と思いますが、やりません。