ガバよりチラの方がいい。個人差はあると思うけど。
小雨。暖かい。
明日から道内は大荒れの予報だ。
先週の土日も天気が悪く、その時は「荒れる」という予報だった。
今回は「大荒れ」。
どうなるのでしょう。
↑11.5℃ ↓7.0℃ 南南西 3.7m/s 湿度92%
最近読んだ本でかなり良かったのは、数日前にも紹介したけど
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/10/28
- メディア: 文庫
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この本の中で、古びた本屋の店番をしているおばあちゃんが本ばかり読んでいて、客が万引きしようがなにしようが気がつかない・・・という短編がある。
おばあちゃんいわく「だって本くらいしかないじゃないか、開いただけでどこにでも連れていってくれるものは」
この本の中で
どの箇所だったか見つけられないが、
恐怖は想像している時が一番恐ろしい、という言葉があった。
実際その場面に出くわすと、意外となんでもなくやり過ごすことが出来るものだけど、想像の段階では「最悪」のところまで連れていってくれる。
人間の想像力は素晴らしい。
最悪から最上まで想像し放題、お金もかからない。
よりリアルなものを求めてテレビ・映画・写真などができたが、人の想像する喜びを超えるもの以上には達していない気がする。
だっていくら良く出来ている映画でも、原作を超えたものってないでしょう。
「比較的よくできているよね、とか、これは本とは別なものだね」などと言う。
例えがどんなものかと思うけど
エロ本でも、ガバッと見せられるより、チラの方がより興奮する。
チラだと「ああこの先(奥?)見てみたいなあ」と思うけど(多分その時が一番の興奮度)、実際「どうぞ」と見せられても「ふーん」で終わる。多少は興奮するけど、想像時のとは数段「度数」が下がる。
本、活字の素晴らしさは想像させること。
訂正:
「恐怖は想像している時が一番恐ろしい」
は、もしかしたらこの本だったかもしれない。
- 作者: まさきとしか
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/05/16
- メディア: 単行本
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同時に二冊の本を読むとこうなる