ガバよりチラの方がいい。個人差はあると思うけど。

小雨。暖かい。
明日から道内は大荒れの予報だ。
先週の土日も天気が悪く、その時は「荒れる」という予報だった。
今回は「大荒れ」。
どうなるのでしょう。


↑11.5℃    ↓7.0℃    南南西 3.7m/s   湿度92%


最近読んだ本でかなり良かったのは、数日前にも紹介したけど

さがしもの (新潮文庫)

さがしもの (新潮文庫)

この本の中で、古びた本屋の店番をしているおばあちゃんが本ばかり読んでいて、客が万引きしようがなにしようが気がつかない・・・という短編がある。

おばあちゃんいわく「だって本くらいしかないじゃないか、開いただけでどこにでも連れていってくれるものは」








この本の中で
どの箇所だったか見つけられないが、
恐怖は想像している時が一番恐ろしい、という言葉があった。
実際その場面に出くわすと、意外となんでもなくやり過ごすことが出来るものだけど、想像の段階では「最悪」のところまで連れていってくれる。

人間の想像力は素晴らしい。

最悪から最上まで想像し放題、お金もかからない。


よりリアルなものを求めてテレビ・映画・写真などができたが、人の想像する喜びを超えるもの以上には達していない気がする。


だっていくら良く出来ている映画でも、原作を超えたものってないでしょう。
「比較的よくできているよね、とか、これは本とは別なものだね」などと言う。


例えがどんなものかと思うけど

エロ本でも、ガバッと見せられるより、チラの方がより興奮する。
チラだと「ああこの先(奥?)見てみたいなあ」と思うけど(多分その時が一番の興奮度)、実際「どうぞ」と見せられても「ふーん」で終わる。多少は興奮するけど、想像時のとは数段「度数」が下がる。



本、活字の素晴らしさは想像させること。


訂正:

「恐怖は想像している時が一番恐ろしい」
は、もしかしたらこの本だったかもしれない。

夜の空の星の

夜の空の星の

同時に二冊の本を読むとこうなる