船には乗ってみろ  漁師の嘆き

晴れ、時々雨。
強風が続く。

昨日(瞬間最大風速)21.9南南西
今日(瞬間最大風速)20.7南南西


↑16.7℃    ↓13.7℃  南南西  9.7m/s   湿度80%








昨日、地元漁師のお兄ちゃんが、久しぶりに(1年?)カレーを食べに来た。
刺し網漁船に乗っていて、毎晩8時頃出港し、明け方3時頃帰港する。
漁はおもにカレイやスケソウ、マダラなどだ。

一時期のように不漁だという話は聞かないが、水揚げした魚の値段(浜値)が安くてやりがいがない、と言っていた。



クジラとか見るの?と聞くと



見るよ。シャチもね。10マイルくらいのところ。船で一時間くらいのとこかな。
でもね、刺し網の天敵はクジラじゃなくて、クラゲ。
このくらい(両手を80センチくらいに広げて)の○○クラゲ(名前を聞いたが忘れた)。

これがね、ベターッと網にかかると、網が見えちゃうんだわ。すると魚が「あっ 網がある」と避けていくわけよ。

クジラとシャチを目の敵にしてるのは「サンマ船」だね。あいつ等(クジラ、シャチ)サンマをバンバン食うからね。ドンドン獲っちまえばいいんだ〜。


とおっしゃっていました。







夕方のんびりカレーを食べに来れたのも、強風シケで今日の出漁はないだろう、とのもくみからでしたが、外に出てみると少し風が収まったような。


「風がおさまったので出漁できるんじゃない」と脅かすと



「マジですか?こんな状態がいちばんいやなんだよね」と
漁師でななく普通の若者の顔に戻って言いました。







船の中での過酷な作業模様などを聞いていると
マダラが一匹500円などの値段はあまりにも安すぎる。
ましてや今度は放射能問題も重く漁師達にのしかかってくる。