人格にまでも責任を負う

初積雪。
気温−1.8度 最低−6.6度。

さらさら雪の初積雪になった。
しかし月曜は雨の予報なので、これが根雪になることはないと思う。
暖冬の季節は雪が多くなるのが釧路の特徴。


このままいくとホワイトクリスマスになりそうだが
もう子どもも大きいし、特にそうなってほしい気もない。
おじさんだなあ。


去年は特に雪が降って道路がアイズバーンになるのがイヤだった。
と言うのも、娘が車の免許を取って通勤に車を使うことになった。
アイスバーンの恐ろしさを知っている親の気持ちは、常に最悪の場面しか想像できない。「とにかくゆっくり走ること。後ろの車のことなど気にするな」と言い続けたきがする。その娘も釧路を離れて車の運転からは開放されたので、心配事の一つはなくなったが、あの頃のキリキリと胃が痛むような気持ちは忘れられない。


まあ、そうやって子どもというのはたくましくなっていくのだが、そばにいるとついよけいな心配、手出しをしてしまう。
えい!と腹を決めて「突き放すことが子どもの成長のためだ」と思わなくちゃいけないんだけど。








そう言う意味からも「大草原のみゆきちゃん」の父はすごい。

 北海道・知床山麓に暮らす少女みゆきちゃんは、春から小学生。お父ちゃんの教育方針で、学校まで山の中をたったひとりで歩いて通うことになりました。通学路はクマザサを刈って作った往復8キロの一本道。空にはオジロワシオオワシが舞い、みゆきちゃんの前をエゾシカの群れが横切っていきます。「もしクマが出て来ても、普通にしていればいいんだから…」お父ちゃんはそう言って、ランドセルにクマよけの鈴をつけてくれました。






子どもを持つということは、当たり前のことなんだけど、「その子の将来においての人格まで責任を持つ」と言う事。

みゆきちゃんの父親「熊撃ち」の作者は、猟のために飼う事になった犬にさえ、子どもと同じようにその生涯の責任を負う。「自分がしっかりとした考えと行動をしないと、すぐに犬に見破られえてしまい、犬が不安に陥り、一心同体にはなれない」と言うようなことを書いていた。一番印象に残る場面だった。

羆撃ち

羆撃ち