海の日なのに鉄道対談

海の日。

曇り、今にも雨が降りそう。
道北では大雨警報も出ている。


正午に釧路港停泊中の船の汽笛が鳴る。


海の日なのに
NHKラジオでは鉄道特集?


坂本九鉄道唱歌がかかる。


今日の北海道新聞に「四季対談」として、男女の鉄対談が掲載されていた。
男:原武史さん

「民都」大阪対「帝都」東京 (講談社選書メチエ)

「民都」大阪対「帝都」東京 (講談社選書メチエ)

女:(もちろん)酒井順子さん

都と京

都と京

観光の哀しみ (新潮文庫)

観光の哀しみ (新潮文庫)

原:大正末期から昭和一ケタ世代で東京で生まれ育った人は鉄道好きになる傾向がある
(ということは、その世代の子どもも)
酒井:確かに私の父親も昭和一ケタ東京生まれだ

酒井:鉄道の楽しみは景色を見ることのほかに、地元の高校生とかお年寄りを見るのも醍醐味です。列車の中は公的な場だが、その中で一人でいられる「集団の孤独」のような安心感がある。日常からの逃避感覚もあり、寂しいような寂しくないような独特の感じが好き。

原:ここは注意するポイントみたいなのがある。建物とか看板とか。意外と人工的なものが多いのだけど・・久しぶりに乗ると、駅舎とか跨線橋を見てかつての記憶がよみがえる。

酒井:寂寥感を味わうなら釧路から先の根室本線がいいと(宮脇俊三)。そんなに寂しいところがあるなら行ってみたい(この感覚がいいですよね)と、冬になるとつい北へ北へと行ってしまいます。
池北線がなくなる時に乗りに行ったが押すな押すなの大混雑。なくなるから乗るという行為はどこか悲しい。



酒井順子さんの場合、対談になると急にあの「毒っけ」がなくなってつまらない。
まあ仕方がないのかも知れないが、時々は出してほしいなあ。
あまり「毒っけ」ばかりが売りになって、ワイドショーに出てくる杉田かおるみたいになってもいやだけど。