今年も冷夏、の予報で思うこと(全く関係ないけど)
ずーっと雨が降っている。金曜まで雨の予報がのびた。
日中の気温も6度台。
今年も冷夏になるのか・・・・。
坂本龍一のスコラで
ビバップジャズの第一人者チャーリーパーカーと
同じバンドにいた若き頃のマイルスデイヴィスのことを
山下洋輔が
「マイルスは結局チャーリーパーカーのテクニックについていけなかったので
あのようなスタイル・・・よけいな音(彼にとって)を省き、時々出てきてプッとかパーとか鳴らして引っ込む」
要するにマイルスにはテクニックがなかったと、バッサリ言い切っていた。(小さい声で)
しかしカリスマというのは恐ろしいもので、苦し紛れ(偏見?)の演奏も雰囲気が
最高の研ぎ澄まされた音楽として聴衆に評価される。
(また誰かに怒られそう・・・)
そういうこともありますよね、実際。
でもまあ、それも含めて良ければ、それはそれで良いのでは、とも思う。
今また奄美の歴史が気になって
島尾敏雄の「名瀬だより」にはまっている。
- 作者: 島尾敏雄
- 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
- 発売日: 1977/10
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文中はあまり肯定的なことは書かれていない、というか不満ばかり。
ある一面として読まないといけないが、
「確かにそういうこともある」ということも多い。
歳を重ねると(誰でも)自分のルーツを知りたくなるものなのだろうか?
世の中、不況になると歴史モノが売れる、という話は聞いたことがあるが、
これと「ルーツを知りたくなる」も不況のせいもあるのか?
この本は偶然に市内の古書店「豊文堂」で500円で買ったものだが
今になって思えば、別な力が釧路で巡り会わせてくれたのか、とも思う。
前にジスイズで上映された
詩人の吉増剛造が出演しているドキュメンタリー映画「島ノ唄」の、
名瀬の雑多とした繁華街を映している場面などは
まるで幼少のころの記憶がそのまま画面に映し出されているようで、不思議な気持ちになった。
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?morephoto=ON&oid=7040
偶然だろうが、何かの流れに乗って生きているなあ、とも時々思う。