修羅場とは、こういうことか

曇り、午後から霧。2時の気温が13度。



前に
「音楽上達の早道は、人に聴かせること」
と話してくれた人がいた。

確かにそうだろうが、実際にはその機会も少ないし
「あえて人に聴かせるためにやっているわけではない」
という都合のいい自己弁護のいい訳によってその機会をつくろうともしない。



今日その機会が訪れた。
前から練習中の「バッハ 六つの小さなプレリュード Ⅲ」
一応数日前から、なんとか弾けるようにはなっていた。
ただ楽譜上で疑問点がいくつかあり、その解決方法としてユーチューブで聴いて
「多分そうだろう」と見切り発車した。


そのいくつかの疑問も解決され、彼らのまえでたどたど、よたよた演奏することができた。

結果はひどいもので、指は震える、
よく相撲取りのインタビューで「頭のなかは真っ白になりました」
と言うが、まさにその状態。
いま何を弾いているのかが一瞬わからなくなる。

これを「修羅場をくぐる」というのか。


まあ、それにしてもいい機会でした。
彼らには本当に感謝しています。


8月にはコンサートがあるようで、今日はそのチラシ(フライヤー)も持ってきてくれました。
http://classicfan.blog24.fc2.com/blog-entry-4213.html


松原俊恵・三原豊彦 デュオリサイタル
ヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会

ヴァイオリン・ソナタ第一番ト長調 作品78「雨の歌」



まだまだ、よたよた状態にもかかわらず
「次は何を練習したら良いですか」
という怖いもの知らずの質問にも
「じゃあこれ」と快く提示してくれたのは

生きる楽しみが増えた。