ラジオの朗読、読み聞かせの魅力
晴れ。
昼の気温プラス8.7度。
かなり暖かい。
そろそろバイクの季節到来か。
熊嵐を読み進む。
前にも読んだことはあったが
改めて読み返すと、人が襲われる場面は最初だけで
小説のほとんどを、取りまく人間模様がえがかれている。
面白くて
ちょうど日ハムがふがいない試合をしているので
どんどん読み進む。
同時進行で読んでいるのが
遠藤周作の「女の一生、キクの場合」
- 作者: 遠藤周作
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1986/03/27
- メディア: 文庫
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幕末の頃、
農家の娘「キク」が好きになった青年は、
その頃もまだ禁制だった切支丹だった。
遠藤周作も吉村昭も少し前の小説家だが、全く古さを感じないいい小説だと思う。
ただ最近の本屋は(特にコーチャンフォーなどでは)
今流行の本を売ろうとする「商魂」が見え見えだ。
ランキングをつけて
「ほら、今これを読まないと話についていけませんよ」
とばかりにあおり立てて売りつける(買わなければいいのだが・・・)
まあ本屋はしょうがないにしても
せめて図書館が、このような名作を順次紹介してもらえるとうれしい。
無理やりこじつけて
「今月は吉村昭の誕生月なので・・・とか」
あと視聴覚室では「読み聞かせ」などどうでしょう。
自分で読むのと、人に読んでもらうのでは入り方が違う。
よくNHKでやっていた朗読。
その良さをもっとアピールできないか。