挽歌坂

曇り。部屋の中は暖かい。窓断熱の効果か?
外の気温もそれほど寒くはないはず。


夫婦して1Q84読破。
やよいは今日までに読み終えたが、終盤にきてアクシデントが。
最初の頃は本の中に入っていくことができず、なかなか進まなかった。
ところがBOOK1の中盤あたりから一気にのめりこみ、
後は憑かれたかのようにのめり込んでいった。

ついに終盤にさしかかった時貧血をおこしダウン。

昨日のカレーやの休日、昼頃からずっと床に伏していた。
食欲もなく、吐き気までもよおした。

今朝になって何事もなかったかのようにはしているが
これで最後、と読み始めるとまたもやめまいが・・・
なんとか持ちこたえて読破。


おそろしや村上文学。

冷静に考えると本のせいではなく
寝る間も惜しんで読んだ、睡眠不足と思われる、原因は。


 その1Q84、中国、韓国でも超ベストセラーになっているらしい。



国境の南、太陽の西

国境の南、太陽の西 (講談社文庫)

国境の南、太陽の西 (講談社文庫)

これなど一人っ子の話で
話しを簡単にまとめれば
「一人っ子の気持ちは、一人っこにしかわかり得ない」
というもの。
まさに一人っ子政策によって、一人っ子だらけの中国の人たちは
「これは私たちのための小説だ」と思ったのかも。
売れるわけだ。




中国行きのスロウ・ボートも良かったし

中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)

中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)

中でも、どこまで中国と関係があるのかわからないが
「午後の最後の芝生」が好き。

一時間のど芝刈り機をかけてから一休みして、くすの木の影に座ってアイスコーヒーを飲んだ。
糖分が体の隅々にしみこんでいった。頭上では蝉が鳴きつづけていた。
ラジオのスイッチを入れ、ダイヤルを回して適当なディスク・ジョッキーを探した。
スリー・ドッグ・ナイトの「ママ・トールド・ミー」が出てきたところでダイヤルを止め、
あおむけに寝転んでサングラスを通して木の枝と、そのあいだから洩れてくる日の光を眺めた。






多分この坂(赤いお寺の念法寺の坂)が
原田康子の小説「挽歌」の映画の舞台になった坂ではないかと思うけど。
通称「挽歌坂」

【映画のロケ地となった相生坂】・・・とありますね。

http://portal.doyu-kai.net/modules/wordpress/index.php?p=549