水産加工場の現実

快晴!ちょっと暑いなぁ と思う幸せ。
週間天気予報をみても、シルバーウイークもほぼ好天。
この連休が定着すると、お盆より旅人は多くなるかも。
観光産業にとって経済効果は大きい。

サンマは生のまま発泡スチロールに入れて送るのが主流になった。
以前は、本州方面に送るのは塩サンマが主流だというのは前に書いた。
塩サンマの場合、木箱に詰めるわけなんだけど
その木箱をつくる製函工場で働いていたこともあった。

このサンマの時期は一年で一番忙しい時で
毎日毎日残業三昧で本給より残業代の方が多かった。
一ヶ月以上夜中に帰る日々で、休みはナシ。
よく身体が持ったものだ、と思う。

今日の新聞のサンマ特集は
水産加工場で働く女性の写真が載っていた。
サンマの選別作業は機械化が進んだが
発泡スチロールに詰める作業は女性たちの仕事になる。

おそらく氷の中に入ったサンマを手ですくい発泡に詰めるわけだが
現場を想像しただけで、相当冷える作業だというのがわかる。

加工場に勤める女性たちは婦人科系の病気になる人が多いという。
重労働もそうだが元凶は「冷え」だ。

最近は地元の労働力を確保するのが難しく
中国、アジア方面の労働力に頼っているという。
ますます労働環境が悪化されそう。

二極化。

こういう時のために労働組合はあったはずなのに
どこへ行ってしまったのか。


北大通りの裏道に(旧スガイのとなり)ある老舗の喫茶店
まだ営業してるんだーって雰囲気の店。
かつて団塊の世代は、こいうところで理想の世界感などを論じ合っていたのだろう。