違いのわからない女

曇り。台風が近づいているらしい。


午後、カレーやが暇になったのを見計らって投票場へ。
東栄小学校体育館。
今まで通りに入り口で靴を脱いで入ると
受付のイケ面青年が
「靴のままでいいんです」と言いながら、わざわざ靴を取ってきてくれた。
空いている投票場では、係員が暇そうにラジオでファイターズの試合を聞いていた。



・・・しゅりが急な事情で今朝旅立った。


前に
「私ねぇ ぜんぜんグルメじゃないんで、どれを食べても美味しいんですよ」
と言っていた。
だから美味しいと評判の店などには全く興味がない。
そのかわり、赤ちょうちんの店でおばちゃんに
「これ私がつくったフキの煮たの、持っていって」
などと言われたものは、とても大切に食べるし、皆に勧める。



ネッスルのコマーシャルで「違いがわかる男」というのがあった。

コーヒーの味の違いがわかる男、ということなんだろうが、所詮インスタント。
ゴールドブレンドとなにの違いがわかればいいと言うのか。


特にビールなどはテレビのイメージだけで飲まされている気がする。
目隠しして違うビールを飲まされても
ほとんどの人がメーカーすら当てられなかった、と言うのを聞いたことがある。


この情報社会で、しっかり自分というのを持っていないと
ついつい人の言うことやCMなどで、間違った方向を信じてしまう。


いまこそ「鈍感力」じゃないけど
「わからないことは、わからない」と言える自分でいたい。