バイオリン

曇り、時々雨。蒸し暑い。  といっても20度。
この程度で蒸し暑いと感じるのだから、もうとても本州などには住めない。
冬は、これまた北国の室内は暖かいので、結局ヤワな人間になってしまう。


・・雨なので、連泊のライダーは連れ立って鮭番屋へ。
その後JRで茅沼温泉・・・夜は赤ちょうちん横丁。

極楽!


・・・京都から来たサッカー男子は、実はバイオリンも弾ける。
十勝の旅人宿でヘルパーをしているが、休みをもらって旅をしている。
旅にバイオリンを持ってきた。

休坂にもバイオリンがあるので早速合奏。
バッハのアヴェマリアに挑戦。
なぜならバイオリン男子は楽譜があれば何でも弾けるが
僕のピアノのレパートリーが限られている。
しかも最近全く弾いていない。
結局まともな合奏にはならず終了。

そばで期待していたしゅりもがっかり。

芸は身を助けなかった。




・・・以前、やはりバイオリン少年が来た。

とても汚いなりをしたチャリダーだった。
身なりがすごいので他の人は距離を置く。
でも気のいい少年で話は面白い。

その少年が
「僕、バイオリンが弾けるんですよ」と言う。


さっそく休坂バイオリンを持ってくると
すごいバッハを弾いた。


一気にみんなの目つきが変わる。
彼に対する評価も一気に変わる。


見た目で人を判断してはいけない。

というか

バイオリンを弾けるというだけで
その人の評価を一変させた我々の心の貧困さを痛感した。