死の棘 日記

ここ数日気持ちが悪いくらい気温が高い。
なにか不吉な予感が・・・考え過ぎ性格を変えよう!



↑1.2℃   ↓−3.7℃        北東   4.1m/s   湿度  61%


思いがけず、うれしい贈り物が届いた。

「流れ」さんから

「死の棘」日記 (新潮文庫)

「死の棘」日記 (新潮文庫)

島尾敏雄は生涯欠かさず日記を書くひとだった。
その日記を元に「死の棘」が書かれた。
というか、日記じゃあないか、とも思える本。


毎日毎日、あった事柄を淡々と記録する。
それが蓄積されるとすごい説得力となって読む人に伝えられる。

日記の見本。



それにしても、この本のミホさんの表情は・・何と言ったらいいのか


二人が加計呂間島で恋に落ちたとき、島尾は奄美の自然と文化と言葉も愛した。
交換文書のなかで「いつか自分も奄美の言葉がわかるようになりたい」とも言っている。


しかし他の大和人は、島を差別しさげすみ、見下していた。



このミホさんの表情を見ていると、いとおしくてかわいくて、それでいて頼りなさげで。



ミホのためにこれからの人生を生きる、という島尾の気持ちがわかる・・気がする。