旅から帰ってきました。

秋晴れ。

台風もそれたし、途中の大雨も、それほどの被害もなさそうだし、
一週間ほど留守にした釧路は、すっかり紅葉し、「これで石炭ストーブの臭いがすれば、すっかり初冬の空気になるのに・・・」
と、無くなったものにいつまでもしがみつく「リタイヤしたおじさん」です。
(旅の途中で、「もうリタイヤされたのですか?」と聞かれた)


↑12.4℃   ↓4.6℃       西  2.8m/s   湿度 43%



カレーや黒魔術と民宿休坂は、明日から通常営業です。

しばらく旅に出ていました。

リフレッシュして・・・明日から営業です。
よろしくお願いいたします。






旅日記。

釧路図書館で(芸術館だったかも)もらった一枚のパンフレットが今回の旅の目的になった。
日高本線沿いにある新冠(にいかっぷ)の「レコード館」。
全国のレコード愛好家から寄贈されたレコードの数は数万枚。

http://www.niikappu.jp/kurashi/kyoiku/bunka-sports/record/index.html


個人視聴室もある。
一日音楽三昧。電話もファックスもかかってこない。食事の用意をすることもない。寝るところはある。

これだ、ここにしよう!


と旅に出たわけですが、とは言っても、果たして「レコード」というデリケートなものが、どこまで満足な状態で聴けるのか・・

行ってみなければ分からない

という、一種のミステリーツアーになりました。




もともと日高に住んでいたことがあります。
これまでも車で素通りしたことは何度もありましたが、汽車で行く、というのは30年ぶりくらいかもしれません。
そのあたりを歩いてもいいな、と行き当たりばったりの旅です。


釧路発札幌行きの夜行バスに乗り、例によってほとんど寝られず、
札幌の早朝の駅で、持参のおにぎりを食べながら人の流れ(洪水のような)をぼーと眺める。
多崎つくるさんも駅の設計者として、駅での人の流れを見るのが好きだ、と言っていましたが、確かに、そのような見方をすれば「まるで人が歩かされている」という風にも見れなくはなく飽きないものです。
時刻表を買い(普通は旅に出る前に買うでしょう!)、やはり苫小牧から日高方面の汽車の少なさを理解し、どうしよう、と考える。

ま、急ぐ旅でもないので札幌の紅葉でも、と大通り公園。