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くもり
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2階の物入れから探し物をしていたら、小学校の卒業アルバムが出てきた。
1967年。
45年前だ。
鹿児島はどの場所からも桜島が見える。
校歌にもその名が出る。
卒業文集のようなものもアルバムの中にあって、将来の夢などが綴られている。
顔写真と文章を見比べていると、その頃の情景が思い出される。
当時のクラスでビッグ2と称された女子二人の夢は、放送局のアナウンサーだ。
あの二人が公言しても、誰も否定しない空気があった。期待感もあった。
二人にプレッシャーはあったのだろうか?
その一人の作文も載っていて、その文章力に驚かされる。
内容は
(その子の)家に、母の恩師(小学校の先生)が尋ねてきて、当時の母のおてんばぶりから「そんなことでは嫁にいけない」と注意されたことなどが書かれた後、自分が母の年齢になり(現在の)担任の先生が尋ねてきたときの情景を表しながら、自分の未来を想像する。
エッセイの正しい例題のようだ。
素晴らしい!