転びながらも、河崎秋子さんの文章はよかったなあ、と思う。

午後から雪。
さらさらの積もるほどではない雪。

こんなヤツが氷の上にそーっと乗ったら、そりゃあ滑る。
夕方買い物帰りに、ロータリーの坂を上りきってやれやれと思った途端、交差点近くで滑った。全然たいしたことないのだが、信号待ちで止まっている数台の車の運転手はみんな見ていた(と思う)。
この場合起き上がり方が難しい。
何事もなかったかの表情で起きるか、さも痛そうな表情で起きるか。
それは自分のためではなく、運転手に対するサービス?

面倒なので(痛くもなかったので)無表情で起き上がる。
「こんなところで転んでいるほど俺は暇じゃないんだ」と言わんばかりに。


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今日の北海道新聞夕刊は注目すべき記事が多かった。

先ずは

画家の佐々木栄松さんが亡くなった。98歳だという。
どの美術団体に所属せず、公募展に応募しない「孤高の画家」とも呼ばれた。

長く、釧路駅のステーション画廊に作品が展示してあったが、画廊の閉鎖とともに作品の行方が気になった。道新の記者S竹さんが、そのことも含めて取材した記事が掲載されたのは確か2〜3ヶ月前だったと思う。
その内容はご高齢にもかかわらずお元気そうで「作品の保存場所が決まるまでは死ねん
」とおっしゃっていたのに。
それとS竹さんの似顔絵も描かれた、とかいっていた(記事では)。彼女はとても美しい方なので「画伯もなかなかお元気だなあ」と思っていたところだった。


次は

釧路川にアザラシが現れる、という記事。

前に話題になっらラッコのクーちゃんと同じ場所にいる写真が掲載された。
専門家の話では「1歳くらいの迷い子だろう」とのことだった。

記事を読んで早速写真を撮りにいったが居るような様子もなかった。
しばらく居ついてくれるとMOOもフィーバーするのだが。


最後は


別海町で羊飼いをしている河崎秋子さんのエッセイ。

彼女がニュージーランドで実習をしていた牧場主の牧羊犬に対する考えを、生々しく描いた文章だった。
年老いた牧羊犬は運動能力が落ちるとその役目を果たせないばかりか、羊に対して攻撃的になったりもする。そのような牧羊犬は牧場主自ら銃で処分する。この非情とも思える合理性が世界に名だたる羊王国を作った。しかし牧場主の本心は「その朝に」行ってみたら自然に死んでいた、ことを望むのだ。と結んでいた。



作家の「まさきとしか」さんのブログにこんなことが書いてあった。

http://masakitoshika.blog50.fc2.com/page-2.html
11月29日、北海道新聞文学賞の授賞式にお邪魔させていただきました。
創作・評論部門の佳作を受賞された河崎秋子さんは、
新聞の写真よりもずっとずっとずーっとおきれいでした。
ご本人の名誉のためにも、ここに断言いたします!