薪つくりをやってみて、日本の林業を考える。

晴れ。
朝から北よりの風が強く、気温がグングン上昇する。
昼頃から風向きが南寄りになると一気に気温が下がる。

一日で大陸の熱風と、湿気を含み冷涼な海風を味わう。

↑26.3℃ ↓15℃(昼頃)  南東 5.4m/s


前に切った隣の家の木。

幹の部分を薪にしようと思って取って置いた。

毎日少しずつノコギリで切ろうと思って、今日から始めた。


歩きでは下半身が鍛えられるが、ノコギリは腹筋・背筋・腕の裏の筋肉が鍛えられそう。



ところが、これが思いのほか大変だ。
曲がりくねった木は、まず固定するのが難しい。


鶴居村などの夏のイベントで「丸太切り競争」などがあって何度か挑戦したことがある。まあ大変だが、途中で中断することはない。
思い出してみたら、丸太はちゃんと固定してあり、材質もカラ松などの比較的密度の濃くないヤツだった。ノコギリも丸太切り用でしかも切れ味のいいものなのかもしれない。


最初の「ノコギリで毎日少しずつ、身体を鍛えるために」という趣旨は早くも捨て去る。機械の力を借りることにする。

電動丸鋸。百人力。

確かに、曲がりのない径の小さなものはスパスパ切れる。

あっという間に薪ができる。



ところが径の太い、しかも枝分かれした部分は電動鋸で切れない。
テクニックがあれば可能なのだろうが、素人ではかなり難しい。


結局手動鋸で少しずつ切っていって、時々こんなこと↓もするが無駄な行為。
少しずつ切っていくしかない。


やはり丸太切りはチェーンソーなのだろう。



でも急ぐ仕事でもなく、なんとなく開拓時代の雰囲気を味わってみよう、という試みもあえなく挫折したのでした。




植林したカラマツ林などをちゃんと手入れしないと、曲がったり枝だらけの木になって商品にならない。
その手入れには多くの人手と経費がかかる。
人件費が高い、ということで日本の木をほったらかしにし、安い外材を輸入する。

でもせっかくある資源。

大事に育てないと(林業という事業も)痛い目にあうかも。


僕の腰もかなり痛い目にあった。