これだから旅は楽しい

とても気持ちのいい晴天。

歩くのはこういう日。
今日はカレーが休みなので、絶好の歩き日和なのだが

○やよいが出かけている
(窓全開なので留守にできない)
○実はまだ足が痛い(じん帯でも痛めたのか?)
○スロウからエッセイを頼まれている(7月10日締め切り)
○なんとなく今日やらねばならぬこと(別にいいのだけど)がある気がする

などの理由で家でだらだら。


多分夕方には歩きに行く、と思う。


全道的に猛暑が続いているらしい。
昨日北見から来たライダー(毎年カレーを食べるためだけに釧路に来る)が
「釧路に入った途端寒くなった」
と言っていたので、釧路は涼しい方なのでしょう

オホーツクの100キロウルトラマラソンも開催されたらしい。
猛暑のなかで100キロ走るなんて、信じられない。


白糠歩き日記(終わり)

帰りは汽車にするかバスにするかは、実は白糠に行ってから迷った。
最初は絶対汽車にすると思っていたのに

だってこれはバスではできないでしょう。

白糠市街地にあったコープさっぽろで購入した
福司の冷酒。惣菜コーナーのザンギ。100円ショップのコップ。


歩き終わった後のビールも楽しみだが
帰りの汽車での一人宴会(多分乗客はほとんどいないと推測の上)

結局美味い酒を飲むために歩いたようなものだ。

まあ期待通りに美味かったのだが。


ところが乗客は多かった。

高校生・・・・
乗車してくるなり
「ああ、なんまら腹減った・・・なんかイイにおいしねか?」

思わずザンギのふたを閉じる
しかし冷酒はうまい、ザンギも・・まあまあ



次の停車駅、西庶路。

夜のお仕事に行くのか(エエッ 汽車で通勤?ステキ)
お姉さまが乗車してくる



なんと、高校生たちと顔見知りらしい。

(高)どんな仕事なの、キャバクラ?
(姉)うっせ キャバクラじゃねえし
(高)時給いくら?
(姉)やっすいよ 一日で8000円くらいかな

かなりこなれた感じで会話が進む
どうゆう関係なの?このお姉さまと高校生たち




それにしても匂いがすごい
香水の匂いが汽車中に充満する、ザンギの匂いもするけど

かまわず冷酒をあおる、かなり美味い、しかし香水が臭い。

(姉)今日はどうせ暇なんだ、月曜だから
   先週の月曜なんて一人もこなかった





大楽毛駅に到着
さっきまでの高校生とは雰囲気の違う私服の学生が乗車
多分高専の学生だろう(かしこそう)

車内が混んできたので、白糠高校生とお姉さまが同じボックスに移る。
きゃっきゃっと会話が盛り上がっている。
高校生。
僕があの時期、絶対にこのような場面はありえなかった。
女性と、こんな「こなれた話し」はできなかった。

ねたみ半分ほほえましさ半分で、一人冷酒をあおる。





相変わらず外は濃霧・・・まもなく釧路・・・トイレに行きたくなった。

新富士駅に到着・・・もうすぐ釧路だ、トイレに行きたい。


「列車通過のため、7分間停車します」・・とアナウンス。





まじかよ〜〜〜




(終わりに)
今回の白糠歩きで一番印象深かったのは、
間違いなく帰りの汽車での、高校生とお姉さまの会話だった。
旅は思い通りにはいかないが、必ず旅に出ないと味わえない場面がある。