石坂洋次郎の「陽のあたる坂道」・・知ってますか?

晴れ。暖かい。
家の前の氷わりをする。
暖かいのでパカンパカンと小気味よくわれる。

ぜひ体験してほしい氷わり。

寒いときはいやだけど
このくらい暖かいときにやって、下から黒いアスファルトが出てくるのは快感です。



夜のピクニック、読了。

夜のピクニック

夜のピクニック

おもしろかった。

どこかでこのような小説を読んだ気がする。
石坂洋次郎だ。
「陽のあたる坂道」
まさにこの世界。


陽のあたる坂道 (角川文庫)

陽のあたる坂道 (角川文庫)

しかし60キロを歩き通す「歩行祭
「修学旅行よりよほどいい思い出になる」
と生徒たちも楽しみにしている行事。

夜も(少しの仮眠をするが)歩く。
暗くなってくると普段とは違った人にみえる。

学校でキャンプに行ったときの
なんとも言えない高揚感。
まるで・・・・・

うまい言葉が浮かばないが、
意識しない繁殖の本能感。
初めて体験する異性への意識。


青春小説を「歩く」過程で表現する方法はいいなあ。





フォトライター、矢野直美さん新刊

汽車通学

汽車通学

汽車通学。


いいところに目をつける。
きっといい写真集になるのだろう。

これは彼女だから撮れる写真かもしれない。
男が撮ったら警察が飛んできそうな雰囲気。


僕も高校時代は市電通学だった。
同じ停留所で鹿児島工業と鹿児島女子高が降りる。
梅雨の時期などムッとした車内は
それぞれの匂いを充満させて市電は走る。

時々シャンプーの匂いが漂ってくると
なんとも言えない切ない気持ちになる。

それにしても男の制服の匂いは強烈だったと思う。
それでも「臭いからいやだ」などの話しは聞いたことがない。

それはそれで男の匂いとして受け入れられていたのか?



今は男も大変だと思う。

前に免許の更新に行った帰り、通学のバスに乗ったが
男女の香水の匂いしかしなかった。
運転手が気の毒だと思った。