極寒の花火

晴れ。
最低気温マイナス１３．１度。

昨日の氷まつりでは花火が上がった。
冬の花火・・・どっかで聞いたような言葉。

渡辺淳一の小説か、高倉健の映画か。

冬の花火 (集英社文庫)

冬の華だった

冬の華 [DVD]

音を聞いて外に出てみたが、あまりの寒さに１０秒で退散。
夏の花火でも寒いのに、真冬の花火なんて・・・

第45回釧路市観光写真コンテスト
特選
花　　火
谷保　京子 氏

・・・・クラゲ水族館・・というのが今日の道新に紹介されていた。
山形県鶴岡市にある「加茂水族館」

http://www.shonai.ne.jp/kamo/clanetarium/index.htm

村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」に
クミコさんと初デートをした所が
上野動物園のクラゲの特別展示場だったとある

「ねえ、これ見て」と彼女は僕に言った。
「世の中にはこんなに鮮やかなピンクのクラゲがいるのね。それになんて綺麗に泳ぐんでしょう。このヒトたちはこんな風に一生かけて世界中の海をふらふらとさすらっているのね。どう、こういうのって素敵だと思わない？」

釧路にも何度か水族館ができて、やめていった。
そのほとんどが釧路の魚を展示したものだった。
ホッケとかカレイとか・・サンマもあった。
サンマはすごかった。
元来じっとしていれない性分らしく、常に泳ぎ回る。
札幌ドームくらい広い水槽があればいいのだろうが
所詮、室内展示場であれば直径が2〜3メートルの水槽。
見ると全てのサンマの鼻先がつぶれてない。
ぶつかったのだろう。みじめなサンマがそこにはあった。

程なくサンマもいなくなった。

ホッケもカレイも、釧路の魚は地味だ。
だって北の魚ですもの。

クラゲの水族館なんていいかも知れない。
釧路らしくない？

でも綺麗だと思う。
クミコさんも言っているし。