雪が降った

みぞれ。朝の最低気温がプラス0.5度。日中の気温がプラス1.5度。
今年二度目の冬になった。



・・・昼、阿寒のココペリの阿部さんが
アイルランドに住んでいる日本人女性を連れて来てくれた。
めったに聞けない今のアイルランド情報。
時間を忘れていろんな事を聞いてしまった。
アイルランドに移り住んだ頃、日本人相手のツアーガイドをやっていたそうだが
日本人ツアー客と現地の人との板ばさみになってやめたそうだ。
文化の違い。
旅をしている場所の文化を尊重し楽しめればお互いにいいのだが
日本での至れりつくせりの待遇が当たり前でそれしか知らないと
当然不愉快なことになる。

これは別にツアーでなくても同じか。

逆なこともあるだろう。

日本に来ても英語しかしゃべろうとしない外国人。
自分の文化が一番とばかり押し付けてくる外国人。


そういえば今日の新聞報道で民主党の小沢さんが寺での講演で
キリスト教は排他的で独善的。だからこの宗教を背景にした欧米社会はいきずまっている。イスラム教は少しはましだがそれでも排他的だ。それに比べたら仏教はいい」
と発言したそうだ。
寺での講演だから当然だが、キリスト教会での講演はないのだろうか。
結構カトリックって小沢さんが前にいた自民党支持だったと思うけど。
曽野 綾子さんなんか笹川良一さんの後をついで日本船舶振興会日本財団
の会長にまでなったのだから。


いいとか悪いではなく、それぞれの文化、宗教を理解し尊重する
という発想にはならないのか。




・・・どうしても内田百けんの「阿房列車」が読み進めない。

第一阿房列車 (新潮文庫)

第一阿房列車 (新潮文庫)

時代が違うギャップか「百けん」先生と気が合わないのか
共感できるところが少ない。
途中で読むのを断念するかも。

でも多分こっちは楽しく読める予感はある。

女流阿房列車

女流阿房列車

はやく読んでみたい。


・・・前に読んだがまたもやはまっているのが

国境の南、太陽の西 (講談社文庫)

国境の南、太陽の西 (講談社文庫)

最初のところで島本さんのことを言い表している箇所

・・彼女はおそらく彼にはクールで自覚的過ぎたのだろう。それを冷たくて傲慢だと取るものだって中にはいたかもしれない。
でも僕は島本さんのそうした外見の奥に潜んでいる温かく、傷つきやすい何かを感じることができた。
それはかくれんぼをしている小さな子どものように、奥の方に身を潜めながらも、いつかは誰かの目につくことを求めていた。
そういうものの影を、彼女の言葉や表情の中に僕はふと見いだすことがあった。・・


僕(主人公)が小学生(5年生)この頃の観察だが
こんなことをクラスのマドンナのような女子に思ったことはない。
まったく違った人種だとしか思えなかった。
ほんとうにあのかわいい女子が「いつかは誰かの目につくことを求めていた」のか?
聞いてみたい。

このことについて思い当たる人はぜひコメントをください。
どなたであろうが「エッ?お前は違うだろう」なんてことは言いませんから。


・・・・今日の村井邦彦

スカイレストラン」        ハイ・ファイ・セット