出世払い

薄曇。肌寒い。
お盆も終わり、最後の日曜日。多くの旅人が帰ってゆく。


旅の達人。
さろまにあん(サロマ湖畔の宿)からやってきた。
北海道にきだして20数年だそうだ。
荷物が旅の歴史を想像させる。

昨日は久しぶりの旅人が多かった。
当時学生だったHクンが最後に来たのが2001年9.11
まさにその日だった。
ニュースでテロの模様が映し出されて
これから世の中がどうなってしまうのだろうと心配している最中
「明日はどこに行く?」などと「普通」の会話を当時居たヘルパーとしていた。

まさに井上陽水の「傘がない」のように。


・・もとチャリダーで途中からライダーに「なってしまった」けいちゃん
立派な社会人になって、なんと今回は新車のバイクで来た。
学生頃のから倹約家で、ずいぶん地味な服だねえと聞くと
「父のなんですよ」と戦後の学生のようなことを言っていた。
今回着ていた緑のフリースも10年くらい前休坂から進呈したもの。
その頃は休坂で居候をしてくれ、旅人・地元民に人気だった。
ピアノが弾けてロシア語を話す居候。
学業も大変優秀で地元民の子どもの家庭教師などもしていた(旅人自慢)。

宿泊・食事などはタダで提供していたが、
確か、「出世したらお返しします」的なことを言っていたような・・・
もうすぐでしょうか

・・・美人お嬢様系旅人のSさん。
そのポーター役を引き受けたのは毎年来ているAさん。

今年は女難の相があったような、ないような。
ともかく、何はともあれ、「楽しければいい!」

そのAさんが内なる熱き想いを込めて!

シカゴ!素直になれなくて!