別保墓地
くもり。
今日の夜から雨の予報です。
今週は雨の一週間になる予報ですが・・・
「私が来ると晴れる」と豪語する自称晴れ女が滞在しているので
どうなんでしょう。
彼女が釧路に住むようなことになると(なるようですが)
釧路湿原は干上がって釧路原野になってしまうかも
↑18.5℃ ↓14.0℃ 南東 4.4m/s 湿度 83%
吉村昭歴史小説集成〈7〉冬の鷹・夜明けの雷鳴・暁の旅人・雪の花・梅の刺青
- 作者: 吉村昭
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/10/08
- メディア: 単行本
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梅の刺青
日本で初めて検体をした、元遊女の話。
梅毒に侵されて黴毒院に入院している遊女みき。
治療法もなく、死をむかえるだけの彼女に、医者が死後の解剖を願う。
これまで黴毒院で死んだ遊女は投込寺に遺棄されるのが慣習だった。
死後もむなしく霊がさ迷うと言われていた。
医師は、解剖後は厚く弔い、戒名も授け、墓も建てると言い説得する。
その言葉に心を動かされ、検体に応じる。
死後のことなんて、あまり考えない。
残った人間を煩わすことなく、できるだけ簡素にできたらいいと思う。
墓も要らない、もちろん戒名なども。
でも別保のガマン坂をひーひーいいながら登ったところにあった場所。
ここなら埋めてもらってもいい、と思った。
もちろん要望があれば検体もさせていただきます。