黒ガシラの災難
今日も一日雨です。梅雨時みたいです。
↑17.2℃ ↓14.5℃ 東北東 4.7m/s 湿度90%
先日「黒ガシラ」を食べた。
http://book.geocities.jp/hyoindo/fishing/karei.html
知り合いが、近所の釧路川河口付近で釣ったものを、頂きました。
けっこう大きくて、大人の手を広げたくらいの大きさ(もっと大きいのも)、
のもあって、食べ応えがありました。もちろん美味です。
そういえば
と、数年前のことを思い出しながら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93
クーちゃんは毎日これを食っていたんだなぁ
と言ってみて
さぞ釧路川河口に(平和に、友好的に)住む黒ガシラくんやつぶガイちゃん達にとっては大災難だったことでしょう。クーちゃんの出現は。
動植物は天敵から身を守るために「すみ分ける」ということをする。
その勢力争いに敗れた(?)たため、より条件の悪いところ(彼らにとってはいいのかもしれないが、ハタでみる限り)寒いとか高いとか岩場とか深海とか・・
多分黒ガシラくんも、外洋にいては天敵が多く、やっとたどりついた釧路川河口で、
平和で友好的な家族と仲間で暮らしていたのでしょう。
例え、その昔はラッコやアザラシが現れても、すぐに人間が獲ってくれ皮をはいで出荷してくれたので、根こそぎ食い荒らされることもなく、仲間の数匹の犠牲で済んだのに、現代の人間は獲るどころか、保護さえしようとし、海中でおこなわれている乱獲には全く関心をもちません。
その中でも一応漁師さんたちは外洋の魚類への心配をしたようですが、まあ釧路川に留まっているうちは影響ないだろうと、容認していました。
数ヶ月(2009年2月11日〜5月8日)滞在する間に、クーちゃんはまるまると太ってゆき、
多分海中の魚介類は全滅したのではなかろうかと想像します。
哀れ黒ガシラくんとその仲間たち。
あれから数年がたち、このような大物が釣れるようになったということは
釧路川河口の魚介類の数も復活した、ということなんでしょう。
ものごとは他方面からみないといけない
という絵本を出そう・・・・と思う人はいないでしょうか?