晴れてきたが風が強い。
日中の気温が上がらない。
いよいよ来たか。もう冬の格好でも大丈夫です。


↑8.8℃   ↓5.5℃     北  8.8m/s   湿度56%



加山雄三の作曲家名はダンコウサク(どうゆう字だったけ)
堤 清二さんの筆名は辻井 喬(つじい たかし)

というように実名(加山さんは違うかも)と筆名などを変えて活動している人はいる。


この度、スロウの編集をしていた知り合いが会社を辞めて実家に戻るという。
それはそれで今後の活躍を期待したいところだが、
先日関係者が訪れて
「あの最後の「オソベツ原野の廃屋から」は良かったでしょう」
と言う。



スロウの一番最後のページにずーっと連載されていた(のは知っていた)。
何度かざーっと読んだことはあった。

でもまさか今回スロウを辞める人のものだとは
つい先日まで気がつかなかった。
だって名前が違っているんですもの。

筆名 中牧さな・・
なかまきさな・・
なるほどね〜〜


先日の夜、ぶり返した風邪で微熱があるなか
どさっとスロウの束をテーブルの上に乗せ、順番に読んでいった。
(確かVol 16あたりからだったと思う連載が始ったのは)

筆者がまだ幼い時、都会育ちの両親に連れてこられて、原野の廃屋(文中からもそう言っている)に住み始める。

<最終章より>
 幼い頃は、そんな山での暮らしを友達に知られるのがイヤだった時期もあった。けれども、大学を卒業して社会を知り、多くの価値観に触れる中で自分自身の生き方を考えた時、自然とオソベツ原野での暮らしが最も魅力的に思えるようになっていた。多分、昨年の東日本大震災を通して感じ得たことも少なからず影響していると思う。自分の在るべき環境を考えた今、私はオソベツ原野での暮らしに戻ることにした。


じーーーーーんとしながら、しんみりと読み終えた。


これからもいろいろ大変でしょうが、原野生活の続編を期待しています。